【毛髪診断士が解説】お子様に多い「抜毛症(トリコチロマニア)」
〜それは体からのSOSサインかもしれません〜
こんにちは。調布市仙川の美容室 La.COEUR(ラ・クール)、毛髪診断士・生活習慣アドバイザーの坂内(バンナイ)です。
成城学園、三鷹、国領エリアの親御様からもご相談をいただくことがある「抜毛症(ばつもうしょう)」。
今回は、脱毛症とは異なるこの症状について、正しく理解するための知識をお届けします。
抜毛症(トリコチロマニア)とは?
抜毛症は、別名「トリコチロマニア」と呼ばれます。
トリコ=毛、チロ=引っ張る、マニア=熱中するという意味があり、自分で髪を抜いたり切ったりしてしまう癖のことです。
これは真の脱毛症ではなく、爪噛みや指しゃぶりと同じような「無意識の癖」の一種ですが、同時に言葉にできないストレスや心理的なSOSサインでもあります。
円形脱毛症との見分け方(4つのポイント)
抜毛症は、円形脱毛症との区別が非常に大切です。以下の特徴をチェックしてみてください。
- ① 抜け毛の質:洗髪時の抜け毛は正常範囲内。軽く引っ張っても抜けない健康な「硬毛」が残っているのが特徴です。
- ② 抜ける場所:寝床ではなく、勉強机の周りなど、一人で集中している場所に毛が落ちていませんか?
- ③ 脱毛斑の形:形が不規則で、観察するたびに場所が変わったり、毛の長さが不揃いだったりします。
- ④ 毛根の状態:抜けた毛は正常な「成長期」の毛です。円形脱毛症特有の柔毛は見られません。
なぜ「良い子」ほどなりやすいのか
小学校高学年から高校生、特に女児に多く見られるこの症状。「素直で勉強もお手伝いもよくする、褒められたい良い子」ほど、無意識に自分を演じてストレスを溜め込んでしまうことがあります。
成人の場合も、何かに集中している時や、感情的なストレスを上手く発散できない時に起こりやすくなります。「抜いている自覚」が罪悪感となり、さらなるストレスを生む悪循環に陥ることもあります。
【小ネタ】海賊がジャガイモを剥く理由
余談ですが、昔の船乗りを苦しめた「壊血病」をご存知でしょうか?当時は死に至る恐ろしい病と思われていましたが、実は単なるビタミンC不足。海賊たちがジャガイモを剥いていたのは、実は立派な対策だったんです(笑)。
心も体も、何かが「欠乏」するとサインが出ます。抜毛症も、生活習慣を見直し、自分や家族を大切にケアすることで改善へ向かいます。


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