良いシャンプー剤の選び方について④ 仙川の美容室ラクール

個人的な美容師の立場から書かせていただきます。あくまで個人的な感想なので良いも悪いも宜しくお願いいたします。

前回は高級アルコール系の界面活性剤のお話をしたとおもいます。

 

今回はこちら

 

アミノ酸系

ココイルグルタミン酸2Na

特徴はアミノ酸界面活性剤で泡立ちが良く、洗浄力が高いです。アミノ酸系の洗浄剤の中では比較的強いので乾燥肌や敏感肌の人は注意してください。

低刺激で保湿力がある弱酸性のアミノ酸洗浄成分。ヤシ油脂肪酸から作られる合成界面活性剤です。

 

ココイルグルタミン酸K

上記と同じグルタミン酸で低刺激で保湿力がある弱酸性のアミノ酸洗浄成分。ヤシ油脂肪酸から作られる合成界面活性剤です。

ココイルグルタミン酸TEA

低刺激で保湿力がある弱酸性のアミノ酸洗浄成分。ヤシ油脂肪酸から作られる合成界面活性剤です。

アミノ酸洗浄成分の中でも、ココイルグルタミンというのはココナッツ『やし油』とグルタミンはタンパク質になります!髪の毛はケラチンというタンパク質でできております。グルタミンはケラチンに吸着し補修する効果があるのでダメージ部分に吸着して、コンディショニング効果があります。そのタンパク質をナトリウム、カリウム、トリエタノールアミンで合成?されたものが上記の種類になります。特徴としてアミノ酸系のアニオン系界面活性剤でアミノ酸系の洗浄剤の中で、高い洗浄力をもっている成分です。

 

さて

ココイルグルタミンに合成するトリエタノールアミンは農薬などにも使うものなのですが少量なので問題ないという研究成果らしいです。

といっても洗浄剤のなかでは優秀だと思います。

ココイルアラニンTEA

ココイルメチルアラニンNaと非常に似た成分でできている、陰イオン系のアミノ酸洗浄成分。弱酸性でほどよい洗浄力を持ちます。洗浄成分の中でもアミノ酸系は高価なため一般的に高いシャンプーに多く入っています。

ココイルメチルアラニンNa

アミノ酸洗浄成分の中でよく使われる成分。ヤシ油などを原料とした界面活性剤で、弱酸性で低刺激です。アミノ酸系の成分は脱脂力が弱いのが欠点ですが、この成分はほどよい脱脂力があります。

アラニンはシジミなどに多く入っているアルコールを分解する働きがあるタンパク質成分の必須アミノ酸です。そのアミノ酸をナトリウム、トリエタノールアミンで合成したものが上記の種類になります。特徴は程よい脱脂力があるのでアミノ酸系シャンプーの特徴でもありますがしっとりした仕上がりになりやすいです。

ココイルメチルタウリンNa

ココナッツオイルを原料としてアミノ酸に近い成分のタウリンとナトリウムで合成された成分で、低刺激で安全性の高い成分です。毒性も副作用も少なく安心して使える成分です。

ラウロイルサルコシンNa

アミノ酸系の洗浄成分ではあるが、洗浄力が非常に高い成分。シャンプーに配合すると刺激が強くなるため、単体で使われることはあまりないと思います。洗浄力が弱いものに少量配合されることが多い、洗浄成分では珍しい殺菌作用があるため、適切な量を配合すれば、良い効果を齎してくれる。保湿効果あるので、使い方によっては良い成分。

サルコシンは筋肉を構成しているアミノ酸です。それにナトリウムを合成した界面活性剤です。

ココイルやラウロイルというのはココナッッオイルとラウリン酸です。ココナッッオイル、ヤシ油などの成分がラウリン酸になります。因みに前回お話ししたラウレス、ラウリル硫酸とは別物です。

合成界面活性剤の毒性が多くとりただされておりますがアミノ酸系の合成界面活性剤はあまり心配しないで良い成分だといわれています。前にも書いたかと思いますがシャンプーなどの洗浄剤はいろいろな成分の組み合わせで形成されております。自分の肌質や状態によって使い分けなければなりませんのでうまく成分を理解するとよいと思います。長くなりましたので続きは次回にします。。。

毛髪診断士坂内

仙川の美容院 ラクール

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