皆さんはシャンプーやトリートメントを買う時に何を基準に買いますか?
信頼できる美容師や美容室に勧められたから?
若しくはその美容室が使っているから?
高いから?安いから?香りが良いから?手触りが良いから
シャンプーやトリートメントは一つのものをずっと使えば良いというわけではありません。髪や頭皮の状態で使い分ける
シャンプーを例にすると、シャンプー剤の作りというのは概ね下の8つの成分からなっております。少し細かく書きますが
①起泡洗浄剤
これは、界面活性剤、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤が主に使用されます。アニオン界面活性剤は洗浄力が強く泡立ちはよいが殺菌力は弱いです。
ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸、アルキル硫酸エステル塩、ラウリルリン酸ナトリウムなどが用いられる。
両性界面活性剤は、洗浄力が強く毛の柔軟効果、毛への皮膜形成効果もあります。
②起泡洗浄助剤
増泡性と泡安定性を確実なものにするために、ラウリンジメチルアミンオキサイトなどの非イオン性界面活性剤が使用される。
③帯電防止剤
洗髪後の櫛通りのよさや帯電防止のためにラルリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(両性界面活性剤)が主に使用されます。
④過脂肪酸剤
界面活性剤を使って洗髪すると、脂分ごとれすぎて毛がパサッいたり、櫛通りをが悪くなったり痛みやすくなります。その為洗髪による脂分のとりすぎを防ぐ目的で添加するのがこの過脂肪酸剤で市販されているオイルシャンプー剤の多くにつかわれています。一般に使われている過脂肪酸剤として、
流動パラフィン、スクワラン、オリーブ油、ステアリン酸、レシチン、オレイルアルコールになどがあります。
⑤湿潤剤
洗髪後の髪をしっとりした感じに保つために過脂肪酸剤お併用して使われます。
グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコールなどがあります。
⑥透明剤
液体シャンプー剤の透明性を保つために添加されます。
寒い時期などシャンプー剤に含まれる原料が析出することがありそのために濁ってきます。これを防ぐため、エタノール、尿素、プロピルアルコール、グリセリンなどを加えます。
⑦増粘剤
シャンプー剤に適当な粘り気を持たせ、使いやすくする目的で使われます。食塩、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、トラガントゴム、メチルセルロースなどがあります。
⑧防腐殺菌剤
シャンプー剤はそれ自体、抗菌力が弱いので微生物が繁殖しやすく、気候の良い時期には、短期間で腐敗して様子がおかしくなります。その為の腐敗を防ぐ防腐剤です。
病的にフケが多かったりの場合は細菌が原因となっている場合もありますので容器などはこまめに洗うようにしてください。
フケ取りシャンプー剤には、細菌の繁殖を抑える目的の殺菌剤が添加されている物もあります。
上に書いた8つの成分剤で構成されております。
https://la-coeur.jp/良いシャンプー剤の選び方について③-仙川の美容/
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良いシャンプー剤とは自分の髪質や状態を知ることです。
私が前に書いた物を貼り付けてましたので参考にしてください
私たち美容師がシャンプーを売ると言うよりもしっかりとシャンプー剤の成分などを理解してゲストにアドバイスできるようにしていきたいと思います。
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